内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術DISKECTOMY

入院期間の短い内視鏡下手術により、
スポーツ・仕事への早期復帰も可能です。

内視鏡下手術風景

椎間板は脊椎の椎体と椎体の間にあってクッションの役目を果たしています。椎間板の中央には髄核と呼ばれる柔らかく弾力性のある部位があり上半身の重さだけでなく、立ったり座ったりする時、立位・座位を保つ時、あるいは重いものを運ぶ時に椎間板にかかる大変大きな圧力をやわらげます。また、髄核の周りには線維輪と呼ばれる大きな線維組織があり、柔らかい髄核の位置を保っています。

椎間板ヘルニアとはどんな病気?

椎間板ヘルニアimage

椎間板ヘルニアとは、椎間板内の髄核が椎間板の中央から脊柱管へ飛び出し、椎間板のすぐ後ろを走っている神経根という太い神経の束を圧迫して腰痛、坐骨神経などが出現した状態です。主に、第4腰椎と第5腰椎間の椎間板、または第5腰椎と仙骨間の椎間板に多く発生します。常にいろいろな動きで大きな圧力がかかっている椎間板が、老化現象や長い間の腰の使いすぎで痛んでいる場合、ちょっとした不自然な力が加わっただけで髄核が線維輪から飛び出します。

内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術とはどんな手術?

内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術の画像

従来行われているLove(ロブ)法においては5~6cmの切開を行い、肉眼的に神経を確認し、ヘルニアを摘出していました。内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術では、1.5cm の皮膚切開をして直径16mmの筒を挿入し、そこから内視鏡を通し、TVモニターで拡大して見ながらヘルニアを摘出します。

内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術のメリットは?

傷が小さく、筋肉に与える影響が少ないことが挙げられます。
手術後の痛みも少なく、手術翌日には歩行のリハビリも行います。入院期間が短く、スポーツ・仕事への復帰も早いでしょう。